保護者同士のつながりの素敵
ある日の懇談会、10人くらいの保護者の方と輪になって話していた時のこと。なにか困っていることがないかと言う話題になったら、2年生のマサくんのお母さんが教えてくれました。
「うちの子、落ち着きがなくて、家でずっと動き回っていて、このままで大丈夫なのか不安で・・・」
たしかに、マサくんは学童でも友達とおいかけっこをしたり、じゃれ合うように遊ぶのが大好きです。だけどそれを伝えたところでお母さんの不安が解消されるわけでもないしなあ、と考えていると、リョウくんのお母さんが笑って言いました。
「わかるー。うちの子も落ち着きがないってよく言われたよー。学童で思いっきり動き回って、もっと疲れて帰ってきてっていつも思ってたもん」
一同大笑い。マサくんのお母さんは「落ち着くものですかね?」とたずねます。
「落ち着かないよ。全然。だけど楽しそうだからいいか、と私が思えるようになったかな」リョウくんのお母さんはそう言ってまた笑いました。
「うちもそうだよー」「うちの子はもう少し元気に遊んでほしいと思うなー」他のお母さんも楽しそうです。
懇談会の最後、マサくんのお母さんが「皆んな同じような悩みをもってることがわかって、楽になりました」と話してくれました。
保護者同士だからこそ、話せることや共感できることがあります。私たち指導員が話す隙が全然ないような懇談会も、大好きです。(笑)